結論|育毛剤と発毛剤はどちらが安くてコスパがいいか?

料金・費用比較

「発毛剤」。以上。

で、終わってしまうんですが、もう少し深掘りしていきたいと思います。

いや、ここ数ヶ月育毛剤関連のサイトを見て回ってたら、「?」が浮かぶ文章をよく見かけて。

サイトの中には「発毛剤(医薬品)や病院代は高い」、「育毛剤の方が安くてコスパが良い」と書かれてることがあります。

しかも、発毛剤や治療薬の費用は具体的に書かれてないか、だいぶ高く見積もられてます。

確かに治療法によっては高額になるケースもありますが、それはあまりに実情とかけ離れた目安です。

そこで、この記事では改めて単品の育毛剤と発毛剤のコストを比較してみたいと思います。

そもそも、育毛剤と発毛剤の違いとは?

育毛剤は「医薬部外品」で、発毛剤は「医薬品」という大きな違いがあります。

参考 育毛剤と発毛剤の違い | スカルプD コラム

育毛剤発毛剤
種類医薬部外品、化粧品第一類医薬品
効果血行を促進したり、頭皮環境を整え、抜け毛を防ぐ発毛作用のあるミノキシジルを配合し、抜け毛を防ぎ、発毛を促す
副作用の可能性基本的になし可能性アリ
製品チャッチアップ、イクオス、フィンジア、ポリピュアリアップ、スカルプD メディカルミノキ、ロゲイン

ミノキシジル(5%)は唯一発毛効果が認められている成分で、日本皮膚科学会が公開している「脱毛症診療ガイドライン2017」でも推奨度Aランクに認定されてます。

AGAクリニックで処方してるのもほぼ全てミノキ配合の発毛剤です。

効果に関して言うと、もう当たり前ですが、医薬品 >>> 医薬部外品です。

医薬品なので副作用の可能性もありますが、確率的にも症状的にも心配するほどではないです。

あったとしてもちょっと痒くなるくらいで、そもそも副作用のリスクが大きければ「推奨度A」には認定されません。

効果の面で育毛剤の方が秀でてるのは、「フケ防止」や「肌に優しい」といった「頭皮ケア」の面だけでしょう。

育毛剤・発毛剤を検討してる人の大半が期待してる効果は「抜け毛防止・発毛」だと思います。

そういった面でより高い効果を期待できるのは間違いなくミノキシジルの発毛剤です。

育毛剤と発毛剤の料金比較

代表的な5製品ずつ比較してみます。まず育毛剤から。 (2020.01時点)

育毛剤の値段

単品価格ではなく、定期コースがある場合はより安い定期コースの値段になってます。

育毛剤の値段 (税込)
イクオス¥5,980 (120ml・定期購入)
ポリピュアEX¥8,800 (120ml)
チャッチアップ¥7,400 (120ml・定期便)
フィンジア¥9,980 (50ml・定期購入)
M-1育毛ミスト¥9,988 (200ml)
平均¥8,429

発毛剤の容量はほぼ全て60mlで、育毛剤の方が容量が多い理由はハッキリとは分かりません。

おそらく育毛剤の主な目的は「予防」で、まだ薄くなってない箇所も含めて頭部全体に塗るためだと思います。

基本的にどちらも1製品一ヶ月分で考えてます。

発毛剤の値段

次にミノキシジル配合の発毛剤。全部国内のメーカー製です。

こちらもセットだともっと安くなるものもありますが、全部単品価格にしてます。それでも同等以下の値段です。

ミノキシジル発毛剤の値段 (税込)
ミノグロウ¥3,500 (5%・60ml)
リアッププラス¥5,239 (1%・60ml)
リアップX5
プラスローション
¥7,048 (5%・60ml)
リグロEX¥7,000 (5%・60ml)
スカルプD
メディカルミノキ5
¥7,223 (5%・60ml)
平均¥6,002

発毛剤の値段《AGAクリニック》

参考にAGAクリニックで処方してる発毛剤の値段も比較してみます。

AGAクリニックの場合、診察料がかかる可能性がありますが、最近は初回カウンセリング・診察料・再診料と全部無料なのが一般的です。

ここに載せてる病院も全部無料です。

ミノキシジル発毛剤の値段(税込)
西新宿杉江中央
クリニック
¥4,400
湘南AGA
クリニック
¥5,940
G.グリーン
クリニック
¥6,000
ゴリラ
クリニック
¥7,150
新宿メディカル
クリニック
¥8,910
平均¥6,480

最近はオンライン診療も増えてきて、Gグリーンクリニックは初診からオンラインで診察してもらえます。

薬は配送してくれて配送料も無料です。

海外製の発毛剤

次の2つは代表的な海外製の発毛剤で、日本のAGAクリニックでも処方してるところもあります。

ミノキシジル発毛剤の値段 (税込)
ロゲイン¥4,280 (5%・60ml)
フォリックスFR07¥4,480 (7%・60ml)
平均¥4,380

ちなみに国内の市販品は最高濃度5%ですが、海外製は最高16%まであります。

育毛剤と発毛剤はどちらが安くてコスパがいいのか?|まとめ

各製品の平均を比べてみると、むしろ育毛剤の方が高いことがわかると思います。

育毛剤(市販)発毛剤(市販)発毛剤(病院)発毛剤(海外製)
平均¥8,429¥6,002¥6,480¥4,380

繰り返すとミノキシジル発毛剤の副作用は、症状的にも確率的にも心配するほどではありません。

「それでも抵抗がある」プラス「使用感や抜け毛予防・頭皮ケアを重視したい」という方には育毛剤が適してると思います。

「発毛効果」を期待してる人に関してはもう発毛剤一択です。値段も同等か、むしろ発毛剤の方が安い傾向があります。

もっと言うと、内服のAGA治療薬の方が効果も高いし、値段も安いので、コスパが高いんですが。

とりあえず、この記事では言いたかったことは
「発毛剤(医薬品)は高いし副作用が怖いと言ってるサイトがあるけど、全然そんなことないよ!」
ということです。

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