2007年22歳の時に生え際からAGAが発症。この頃は、抜け毛の本数的には一番ひどい時期でした。
まだ髪を上げてもハゲてるかよく分からないくらいでしたが、AGAなのはほぼ間違いないと思い始めます。
(それから10年経ってM字部分が完全にハゲているのでこの判断は結果的に間違ってません)
そこで、2008年頃に初めてAGAクリニックにカウンセリングに行ってみることにしました。
そして、そのカウンセリングでいまだに納得できない診断・扱いを受けることになります…。
今回はその時の体験談を紹介します。
約10年前、初めて受けたAGAクリニックのカウンセリング
当時は1万円もかかったカウンセリング料
10年ほど前、まだAGAという言葉はそれほど認知されてませんでした。
ちょっとこの辺は正確かはわかりませんが。昔は自分がフサフサだったので目に入ってなかっただけかもしれません。
少なくとも、今よりは「ハゲ→AGA→治療で改善できる」という考えは一般的ではなかったと思います。
ミノキシジル、プロペシアという薬もこの時に初めて知りました。
爆笑問題がAGAのCMやってたのはもう少し後ですかね(?)
ネットも今ほど普及してなかったですし。スマホも当然ありません。
でも、どこかでAGAを知って、東京のクリニックに行ってみることに。
AGAのみのクリニックか、男性の悩み全般を扱ってる医院かも覚えてないです。AGA専門の医師が数人いる所ではありました。
あとハッキリ覚えてるのはカウンセリング料が1万円だったこと。
たった一回、カウンセリングだけで1万円です!
もしかしたら「カウンセリング」はなく、最初から「初診」と言う形だったかもしれません。それにしても今考えると死ぬほど高い・・・。
最近は「初回カウンセリング無料」というところが多いと思います。
当時はネット検索能力も低かったので他にもっと安いところもあったかもしれませんが、「無料が普通」みたいな感覚はなかったです。
とにかく1万円を惜しまないほど、「どうにかしたい!」という切羽詰まった気持ちでした。
まだ20前半ですからね。
とても、すんなりと「ハゲる」という現実を受け入れられませんでした。
初めてのAGAクリニックでのカウンセリング
金銭的な負担も大きいし、初めて「ハゲの病院」に行くという精神的な負担も結構大きかったです。
ついに他の人に「ハゲ」として見られる…。
恥ずかしいし、改めて自分の中でも認めたくない気持ちもありました。
と同時に、「自分の中だけで溜めていた悩みを誰かに打ち明けられる」というような安心感もあったりしました。
もちろん、これで「抜け毛を止められる!」という期待も大きかったです。
そんないろんな気持ちが混ざりつつ予約したカウンセリング当日。
病院に行くと、AGAクリニックは普通の総合病院と特に変わらず。待合室で待ってるのが男性だけだったのが若干違うだけでした。
入ってすぐ受付が若めの女性ばかりで、恥ずかしかったのを覚えてます。
カウンセリングは予約制で、時間も決まってるのでそれほど待たずに診察室に。問診表を診察前に書いたかもしれませんが、その辺は覚えてないです。
医師からまさかの診断 ー「気にしすぎですよ」
いよいよ初めてのカウンセリング。髪の専門家による診察。
医師は感じの良さそうな年配の男性(ちなみにフサフサ)。
ついに自分の抜け毛の原因が判明する!
抜け毛が止められる!
そんな期待感MAXでのぞんだカウンセリング(1万円)。
簡単に抜け毛の状況を話して、髪をサッと見られて、医師から言われたのは次の一言でした。
「気にしすぎですよ」
ハッキリ覚えてます。
一瞬思考がとまりました。
本当に何を言われてたのか理解できないくらい意外な答えでした。
確かに抜け毛が増えていても、まだ初期の段階。髪を上げても全然不自然とは言えないレベル。
以前の状態とよく見比べないと薄くなってるかは判断できない。
でも、肉眼で見ただけで「問題なさそう」という診断しかないのなら、クリニックでのカウンセリングって一体なんなんだ?という話です。
前に知り合いに「抜け毛が増えてる気がする…」と話した際の反応と何も変わりません。
が、本当に「気にしすぎ」で片付けられてカウンセリングは終わりました…。
他には「せっかく1万円払ってるからね」と言われて、AGAの解説を丁寧にされたくらい。
私が「シャンプーの時に何十本も髪が抜けてて」と訴えても「髪は1日100本以上抜けるので心配ない」と流される。
それどころか「もっと気をしっかり持たないと!」と励まされる始末…。
このセリフ、ほんとこのままです。
終始、「ちょっと抜け毛が増えたくらいで、クヨクヨしない!」というノリでした…。
当事者でも自分は全然知識のない23歳。
相手は自信満々に語る髪の専門家。
正常じゃないという自覚はあっても、自分にはなすすべがありませんでした。
話を聞いてると「一時的なものなのかな」「そうだよな、このまま抜け続けるわけないよな」という気にもなりました。
初めてのカウンセリングは、そんな風にただ話を聞いただけで終わりました…。
初めてAGAクリニックに行って受けた嘘みたいな診断と対応《おわりに》
これを読んで「いい加減な医者」という印象を持たれたと思います。
自分もそう思いながら書きました。
本当になんだったんだあのカウンセリングは!と思ってます。
ただ、悪気はないというか、もし本当に「たちの悪い医者」なら、薬の処方や継続した通院をすすめてたはず。
なので、本当に「気のせい」だと思ったんだろうし、薬も必要ないと判断したのでしょう。
だからといって、「なら良し」とはできませんが…。
続きとして、この後もう一度期間をあけて同じクリニックに行くことになります。
そして、さらにありえないリアクションをされることになります…。
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