ヒカキンもハゲで病院に行った過去を告白。その動画に対する3つの苦言

その他AGA体験談

日本を代表するYouTuber、ヒカキンが自身のチャンネルで薄毛に悩んでいた過去を告白してました。

アップされてたのは今年(2019年)の6月です。

たまたま目に入ったので見てみたんですが、自分の体験とあまりにかぶっていて、ビックリしました…。

でも、「共感した」わけではなく、むしろ、一言物申したい気持ちになりました。

ヒカキンが21歳の頃、薄毛に悩んでAGAクリニックに行ったエピソード

「AGA」は男性型脱毛症、つまりハゲのこと。「AGAクリニック」はその専門の病院のことです。

動画の内容を要約すると、こんな感じです。

  1. ヒカキンは21歳頃(2011年)、毛量が減ったり生え際が後退してきた気がしてすごい不安に襲われる
  2. 「完全にハゲてからじゃ遅い!」と意を決して、AGAクリニックに訪れる
  3. 院長に頭部と生え際を見られて「気にしすぎですよ」と言われる
  4. 実際、それから9年経った今でもそれほど問題なく、ヒカキンは「良い病院だった」とコメント

これ、最後の結末以外は私と全く同じです…。言われたセリフもほぼそのまま。

私の場合、22歳で生え際がハゲ始め、2008年頃にAGAクリニックに行きました。そして、生え際をパッと見ただけの医師に「気にしすぎ」と言われました。

時期も近いし、東京のAGAクリニックというのも同じ。

ヒカキンは当時を振り返って、
「病院もビジネス。悪い病院だったら、問題なくても不安を煽って薬を売ってるはず。良い病院だった」
とコメントしてます。

私も当時まさに同じことを思ったし、その辺のエピソードは全部過去記事に書いてます。

ちなみに私は抜け毛が止まらず、半年後同じクリニックに行ったら、今度は別の女性医師にまた「問題ない」と診断されました。

そして、私の場合は結局抜け毛が止まらず…、10年間ずっと薄毛に悩みつつ、薄毛対策を続けてます。

そんな私なので、この動画を見て色々思うところがありました。

ヒカキンのハゲ告白(?)の動画をみて言いたくなった3つの苦言

それは次の3つ。

  1. AGAの初期段階は頭を見ただけじゃ分からない点について
  2. 「寝不足しない。食生活に気を使う」など、ほぼ効果のない薄毛対策について
  3. 「男はハゲてても成功すればモテるんだ。男は見た目じゃない」というヒカキンの締めのコメントについて

1. AGAの初期段階は頭を見ただけじゃ分からない点について

ヒカキンの動画を見て、やはり10年前は頭を見ただけで「診断」してたんだなと思いました。

最近は少なくともマイクロスコープを使った検査をします。AGA専門クリニックなら。

マイクロスコープを使うと目視では分からないAGAの兆候に気づけます。

ただ、マイクロスコープでもAGAの初期段階だと見落とす可能性が十分あります。

AGAクリニックのカウンセリングで「AGAか分からない。とりあえず様子みよう」と言われることは全然あるはずですし、そういう話も普通に聞きます。

まして、目視だけというのは、「なんで自信満々に断言できたんだろう?」と今だに本気で疑問です。

2. 「寝不足しない。食生活に気を使う」など、ほぼ効果のない薄毛対策について

ヒカキンは薄毛対策に関して「寝不足しない。食生活に気を使う。悩みすぎが体に一番悪い。良い育毛シャンプーを使う」とコメントしてました。

これについては、つい先日「AGA治療歴10年が考える絶対にオススメしない3つの薄毛対策」で書いたばかりです。

AGAは男性ホルモンが関係した一種の病気なので、まず取り入れるべきなのは医学的に根拠のある治療薬などです。

生活習慣も全く無関係ではないですし、サポート的な感覚で取り入れるのは良いと思います。

でも、真っ先に生活習慣の改善や育毛剤、育毛シャンプー「だけ」に時間とお金を費やすのは、むしろ一番注意すべき発想です。

なぜなら、その間にもAGAは進行し続けるから

ヒカキンの動画を見て、改めて世間一般のハゲのイメージは精神面や体調面の健康問題なんだなと感じました。

こういう「常識」はそれこそ「ビジネス」で、「薄毛=健康問題」とすると都合の良い大人たちが築き上げてきた産物でしょう。

3. 「男はハゲてても成功すればモテるんだ。男は見た目じゃない」というヒカキンの締めのコメントについて

ヒカキンが「このままハゲる」と思ってたのは本当に「気のせい」で、現在も「案外セーフ」。

そして、動画の最後で「ハゲてもモテる人もいる!男は見た目じゃない!」とコメントしてます。

それを聞いて「ハゲるかも…と心底悩んでた自分がそんな言葉を聞いたらどう思うんだろう。それで本当に悩みは解消するの?」と思いました。

ヒカキンは「本当に問題なかった」からこそ言える心のない言葉に聞こえました。

その後の「ハゲキンによる、ハゲによるハゲのための〜」と薄毛の人間を代弁したかのような言葉も気になって。

もうハゲに対する不安も恐怖も忘れてしまってるだろうと。そもそもハゲてないし。

そんな「本当に気のせいだった」ヒカキンの言葉の数々を、「気のせいじゃなかった」私が聞いて気分が良い訳はなく…。そんな真面目に腹を立てるような話ではないですが。

自分も気のせいだったらどれだけ良かっただろうと動画見て改めて思いました。

ヒカキンの動画に対する3つの苦言|おわりに

実はヒカキンの動画を観たのはこれが初めてでした。

ヒカキンは好感度の高いYoutuberという印象でしたが、内容が内容だけにあまり良い印象は持てませんでしたね。

でも、自分と似たような体験談を聞けて良かったです。

たぶん、当時のAGAクリニックは症状がハッキリしない状態ならとりあえず「気のせい。そのストレスが逆に良くない」で済ます傾向があったんでしょう。

同じような体験をした人は他にももっとたくさんいるような気がします。

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