手遅れになる前に|薄毛は早めに対処した方が良い5つの理由

AGA治療
AGA初期の人
AGA初期の人

「薄毛・AGAは早めの対策を」とよく聞くけど、理由がいまいちピンとこない。

そんな疑問にお答えします。

「AGA(男性型脱毛症)は早めに対処した方がいい」は事実で、この記事では医学的な根拠を元に5つの理由をまとめました。

私自身も今から10数年前、20代前半でAGAを発症。

当時はまだ情報が少なく、対策が遅れてしまったので、「もっと早くAGA治療薬を飲んでいれば…」と今でも後悔してます。

特に生え際は一旦地肌のような状態になってしまうと、頭頂部よりもかなり回復しにくいので要注意です。

AGA・薄毛の対処は早ければ早い方が良い5つの理由

一つ目だけ小難しいかもしれませんが、それ以外は簡単です。

  1. 髪を作る毛母細胞の分裂回数には上限があるため
  2. AGAは進行した分、回復するのに時間がかかるため
  3. 年齢的に若い方が回復力があるため
  4. 結果的に薄毛対策のコストが抑えられる可能性が上がるため
  5. シンプルに精神的にマイナスの影響があるため

① 髪を作る毛母細胞の分裂回数には上限があるため

髪の毛は「成長期→退行期→休止期」というヘアサイクルの中で、毛母細胞が分裂することで形成されます。

通常のヘアサイクルは2年〜6年で、「成長期」に新しい髪が育って、休止期に抜けるという生え変わりを繰り返します。

このヘアサイクルは健康でも永遠に続くわけではありません。

毛母細胞の分裂回数(ヘアサイクルの回数)には約50回という上限があるのです。

ヘアサイクルを2年とした場合、「2年 × 50回 =約100年」。これが一般的な髪の毛の寿命。

しかし、AGAが発症するとまだ成長期の髪の毛が抜けるようになり、ヘアサイクルが短縮されます。

AGAでヘアサイクルが1年になると「1年×50回=40年」、半年になると「0.5×50回=25年」

こんな風にAGAが進行するほど毛母細胞の分裂回数を早く消費して、髪の寿命もどんどん短くなっていきます。

最悪、毛母細胞の上限を迎えてしまったら、もう手遅れということです。

毛母細胞が分裂不能になってしまうと、どんな治療をしても毛髪の再生は不可能です。

つまり、毛母細胞が細胞分裂が可能な内に短縮した毛周期を長くすることが最も重要なポイントとなります。

ですから、AGA治療は毛周期がまだ回転の余力を残している内に、早めの対策をする事が重要なのです。

何故「早期の対策が重要」なのか?| 銀クリAGA.com

※「どんな治療をしても」とありますが、おそらく植毛だったら再生可能です。

② AGAは進行した分、回復するのに時間がかかるため

これは育毛サロン「バイオテック」のカウンセリングに行った際に教えてもらった情報です。

健康な髪の毛の場合、1つの毛穴から1本だけではなく、2本3本と生えてます。

しかし、AGAが進行していくと髪が短く、細くなっていくだけでなく、3本生えてた毛穴から2本→1本と徐々に数も減っていきます。

例えば、AGAが進行して1本になってしまった場合、AGA治療の効果が出ても、いきなり3本には戻らないそうです。

徐々に3本→2本→1本となったように、徐々に1本→2本→3本と回復していきます。

そのため、1本だけになってしまってからAGA治療を始めるより、まだ2本残ってる状態から始めた方が早い回復が見込めるということです。

これは感覚的にも理解しやすい話だと思います。

③ 年齢的に若い方が回復力があるため

これもすごく分かりやすい話ですね。

新陳代謝が活発な若いうちに適切な治療を受けることは、高い治療効果が見込めます。

治療は何歳から受けられますか?【AGA質問】| ノワール大宮クリニック

ちなみにこれは私の体感ですが、若い時の方が回復も早いだけでなく、進行も早い気がします。

私がAGAが発症した22歳の頃は、シャンプーで頭を洗っていただけで50本以上の抜け毛が手についていました。もちろん洗い流す時さらに抜ける…まさに地獄絵図…

40代50代の場合は新陳代謝も緩やかになって、AGAの進行も緩やかになる気がします。

④ 結果的に薄毛対策のコストが抑えられる可能性が上がるため

AGA治療にはAGAを抑制するフィナステリド(「プロペシア」)と発毛を促進するミノキシジルがあります。

早期治療をすれば生え揃うまでは「フィナステリド+ミノキシジル」。生え揃ってからはフィナステリドのみで現状維持というパターンが考えられます。

それが治療が遅れると生え揃えるまでの「フィナ+ミノ」の期間も伸びますし、それ以上に注入治療なども必要になるかもしれません。

つまり、早めに治療を始めた方が、結果的に治療コストを抑えられる可能性が上がるということです。

※フィナ・ミノの効き具合は個人差があります。フィナが効きにくい人は生え揃ってからもミノも必要ということもあります。

⑤ シンプルに精神的にマイナスの影響があるため

これはリアルタイムで、若ハゲに悩んでる人には言うまでもないかもしれません。

薄毛はどの年代の男性にとっても悩みの種ですが、10代〜30代のハゲでと40代〜60代のハゲでは感覚が全然違います。

特に20代前半までの薄毛はもう悩みとか不安というより、「恐怖」に近い感覚じゃないでしょうか。大げさではなく、私はそんな感じでした。

何かの研究で薄毛と自己肯定感の低さの関連性を証明してましたが、そんなソースは要らないくらい明らかだと思います。

まだ仕事も恋愛もこれからという時に、AGAは大きなハンデキャップになります。人生の質に直結する悩みになります。

もし、薄毛を受け入れられるなら、それはそれで良いと思いますが、そうじゃないなら悩みの種はできるだけ早く摘んでしまうに限ります。

私の場合、人生でショックだったことのワースト5には「22歳でハゲ始めたこと」
嬉しかったことのベスト5には「AGA治療薬(ミノキ)で抜け毛が止まったこと」が入ります。真面目に。

よくも悪くも人生が変わったレベルで、本当に精神的に大きな影響がありました。

薄毛は早めに対処した方が良い5つの理由 | まとめ

「薄毛・AGAは早めの対策を」の理由を説明してきました。

  1. 髪を作る毛母細胞の分裂回数には上限があるため
  2. AGAは進行した分、回復するのに時間がかかるため
  3. 年齢的に若い方が回復力があるため
  4. 結果的に薄毛対策のコストが抑えられる可能性が上がるため
  5. シンプルに精神的にマイナスの影響があるため

AGAは一旦発症したら、もう仕方ないし受け止めるしかありません。

もし2、30年前だったら諦めるしかなかったかもしれませんが、ここ10年〜20年で格段にAGA治療が普及して、費用的にも手が伸ばしやすくなってます。

若ハゲは深刻な悩みですが、年齢が若いほど回復しやすいというメリットがあるとも言えます。

AGAは自然に治ることはないので、そんな風になんとか前向きに捉えた方がいいんじゃないかと思います。

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