AGA治療として主流なのはフィナステリド(プロペシア)、ミノキシジルタブレット、ミノキシジルの外用薬。
それ以上を求めるとHARG、育毛メソセラピーといった注射治療があります。
その全部をやっても改善しない、もしくはさらに改善を求める場合、「ほかにどんな方法があるんだろう?」という疑問に突き当たると思います。
私自身、HARGまで受けてみて期待通りの結果を得られなかったので、現在進行形で検討中です。
HARGを受けたAGAクリニックでも、その辺りのことを相談。医師に助言してもらったこともあるので、その内容をまとめました。
ミノフィナ・HARGの後に考えられる4つのAGA治療・薄毛対策
すでにHARGまでやった人ならほとんど知ってる治療法かもしれませんが。
現状、「医師でも提案できるとしたら次のような治療法だけ」という確認にはなると思います。
1. デュタステリドの服用
デュタステリドはフィナステリドと同じくAGAの抑制を目的とした内服薬の成分。
薬品名には「アボダード・ザガーロ」などがあります。
フィナステリドはAGAの原因となる5αリダクターゼ「Ⅱ型」しかブロックしないのに対して、デュタステリドは「Ⅰ型」と「Ⅱ型」の両方をブロック。
フィナステリドが効かなかった人にも効果が期待できて、そういった臨床データもあります。
フィナは2005年、デュタステリドはその10年後に販売開始してるので、まだデュタステリドは試してないという人は試してみる価値があります。
私自身も既にこれは実践中です。フィナから乗り換えてデュタステリドを服用し始めて2年経ちました。
現状、目に見える改善はしてないんですが、もう少し様子を見たいと思ってます。
2. ミノキシジル内服薬・外用薬の量を増やす
ミノタブは2.5mg、5mg、10mgとあって、国内のAGAクリニックだと基本2.5mg〜5mgの処方だと思います。
「量を増やすと効果が上がる」、「2.5mgで効く人ならむしろ2.5mgの半分で十分。増やしても変わらない」など色々な意見を見ます。
個人的な考えを言うと、この辺りは人によって違うし、「試してみないと分からない」としか言えない気がします。
一応、私の行っていたAGAクリニックの医師は「ミノタブの量を増やすのもアリ」という意見でした。
私の場合は5年以上2.5mgを続けてるので、5mgに増やそうか検討中です。
ミノタブを増やすのは不安といえば不安ですが、ミノタブは元々血圧降下剤で一日の摂取量の上限は50mg。
そう考えると副作用の面でも、まだ増やしても問題なさそうに思えます。
ミノキ外用薬も日本の市販薬だと1%、5%だけですが、最高は(私の知る限り)16%まであるので、この濃度を増やす手もありますね。
私の場合は、10%を使ったらかゆくなって継続できず。7%が限界でしたが、また違う製品で10%を試してみようかと考えてます。
3. HARGの注入方法・バージョンを変える。違う注入治療を試す
これは話を伺った医師の体感もあると思います。
HARG4〜6回で効果が見られなかった場合、単純に10回、12回と増やせば改善の可能性は単純に倍になる訳ではないようです。
それよりも「注入方法を変える方が可能性は高い」と言われました。
例としては、大まかに言うと、HARGにはノンニードルHARGとそうではないHARGがあって、ノンニードルの方が痛みが少ない分、効果も料金も低めの傾向があります。
私が受けたものは「メドジェット」という機器を使ったノンニードルHARG。
そのため、「ノンニードル以外の注入方法なら改善が見込める可能性がある」というのは一般的なHARGの見方としても正しいかと思います。
バージョンに関しては、HARGはAAPEという成分を使用してますが、そのバージョンも進化していて2020年時点ではAAPE v2.0まで出てます。
その他、HARG以外にも色々注入治療があるので、それも選択肢に入ると思います。
4. 植毛
これは言うまでもなくですね。説明も要らない気がします。
「植毛という手もある」という言葉は(植毛をしてないクリニックの)3人の医師に言われました。
やはり現状、一番確実性が高いのは植毛なのでしょう。
HARGを受ける人も、HARGを検討する段階ですでに「HARGか植毛か」で迷ってると思います。
そして、「可能性は下がるけど、植毛より手軽で安価で抵抗感の少ないHARGを」と決めてるんじゃないでしょうか。
私もそうでした。
不安なのは、もし次に違う注入方法のHARGを受けて、それでもダメで結局植毛を受ける、という展開…。これは絶対避けたい最悪なパターンです…。
今、最初にHARGか植毛で迷ってる人はそういう可能性も含めて考えた方がいいかもしれません。
ミノフィナ・HARGの後に考えられるAGA治療・薄毛対策 まとめ
AGAクリニックの医師と話した内容を含めて、まとめてみました。
HARGの注入方法など曖昧なところがあるので、また分かったことがあったら追記、修正したいと思います。
このところ、IPS細胞を使った毛髪再生医療の話題も出てますが、どうなんでしょうね。
手の届く範囲での実用化はまだ遠そうですが、それまでなんとか粘れたらなと思います。
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