前回の記事の続きです。
医者に「気のしすぎ」と言われてとぼとぼと帰る結果となった初めてのカウンセリング。
それから数ヶ月経っても、抜け毛は止まりません。
「これはやはり気のせいじゃない!」となって、2009年頃に再度クリニックに相談に行くことにしました。
そして1回目以上にありえない対応をされることになります…。
今回はそのときの体験談を紹介します。
繰り返しになりますが、それから10年、抜け毛は続いてるので実際に「AGAなのは気のせいじゃなかった」という前提の話になります。
2度目のカウンセリングに行ってみることに
同じAGAクリニックを選んだ理由
2回目のカウンセリングも前回と同じAGAクリニックです。
「なんでわざわざ同じ病院に?」と思われるかもしれません。
でも、当時は情報も豊富ではなく、右も左もよくわからない状態。
カウンセリングで1万円をとっていたことから推測するに、まだ競合も少なかったはずです。
最近は競合クリニックが増えてきたこともあり、ほとんどが「初診カウンセリング無料」。1万円もとっていたら間違いなく誰も行きません。
それに「初診から1年以内の再診は5000円」という特典(?)があったので、それを利用しようというのが大きかったのを覚えてます。
今考えるとお金がかかること自体高いんですけどね。
その時は初診1万だったので「5千円お得」という感覚でした。
症状としては前回同様、まだハゲてるとはわかりにくい状態です。
しかし、前回よりも薄くはなってるし、あれから何ヶ月も経って抜け毛が止まらないので「今度こそちゃんと診断してもらえる」という心境でした。
2度目のカウンセリングでもまさかの診断…、そして嘲笑…(怒)
1回目のカウンセリングは年配の男性医師が一人。
2度目は、40前後の女性医師と若い女性の看護師さんが隣にいました。
当時ハゲを相談すること自体抵抗がある頃だったので、医者といえど女性に話すのは緊張しました。
しかもなぜか若い看護師もいるし…
そんな状況で事情を話すと、その医者は前回同様髪を上げて、生え際を観察。
そして言ったのが次の一言。
「特に問題ないように見えますね」
…前回とまったく同じ流れです。
言いたいことも前回と同じですが、言わせてもらうと、抜け始めの初期は「一見問題ないように見える」のはそりゃ当然だろうと。
肝心なのは、
一時的に抜け毛が増えてるだけなのか?
AGAの進行が始まっていて、今後も続く状態なのか?
ということ。
いまだに疑問です。
あの病院は肉眼の観察だけで、どうやって「AGAの初期」かそうじゃないかを判断しようとしてたのでしょうか???
肉眼だけなら、見るからにハゲてないと判別できません。
そうなると、今でもさんざんアピールしている「できるだけ早めの対処」なんかできるわけないんです。
その後の対応でもいまだに覚えてることがあります。
私は「いやでも長く通ってる床屋でも、生え際見て「アレ?」みたいなリアクションされたんです」という話をしました
今度はなんとか、AGAだと認めてもらって薬を処方してほしいので必死でした。
そしたらそれを聞いてその女医は、「フフッ」と吹き出したんです。
………………。
ハゲは確かに一般的に共感も同情もされない悩みです。
むしろ悲しいかな、笑われて見下されるだけの存在です。
でも、本人にとって、まして20代前半の人間にとってはこれ以上ないくらい深刻な問題です。
この時も思い切って病院に行き、思い切って言いたくもないエピソードを話してます。
それを鼻で笑われたのはいまだに忘れられません。
あなたを笑わすために5千円と交通費を払って来てるんじゃないんだと思いました。
結局、2度目もAGAと診断されずにカウンセリングは終わりました。
「そんなに気になるなら、髪にいいサプリを飲んでみますか?」くらいのことは言われましたが、断りました。
結果的に計1万5千円と交通費をドブに捨てただけでした。
一番抜け毛がひどい時期に何もせず、対策が遅れることにもなりました。
今考えても、本当に腹立たしいし口惜しい限りです。
2度目のAGAクリニックでまた受けた嘘みたいな診断と対応《おわりに》
カウンセリングでの2回の失敗談についてでした。
失敗談と言っても私に一体何の非があったんだと言う話ですが…。
今さら10年以上のことをグチグチ言っても仕方ないので、せめて「こんな事もあるんだ」と参考にしてもらえたらと思います。
少しフォローというか、補足すると今はマイクロスコープを用意しているところが多いですし、少なくともマイクロスコープを使った診察があれば、こんなに「誤診」が続くことはなかったと思います。
その辺りのことは次の記事にも書いています。
最近は初回カウンセリングはどこも無料のところが多いので、気軽に負担なく行くことができると思います。
ちなみに、その後なんですが、事前に別のクリニックも調べていて、そのAGAクリニックの帰りに別のクリニックにも寄りました。さすがに2度も手ぶらで帰るわけにも行かないので。
そこはAGA専門ではなく、扱ってるのは男性の悩み全般。医師と受付が2人だけいるようなこじんまりとした病院でした。
そして、少し問診して希望するなら飲み薬を処方するという感じで、結局そこでプロペシアを処方してもらって、やっとAGA治療が開始できたという感じです。
その後の経過についてまた色々、別記事に書いてます。
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